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スタッフブログ小児歯科・小児矯正・咬合育成

こんにちは。

「うちの子、前歯が出てきたかも…」「すきっ歯って大丈夫?」そんなふうに感じたことはありませんか?
実は、6〜10歳頃の“乳歯と永久歯が混ざっている時期”は、将来の歯並びやかみ合わせにとってとても重要なタイミングです。
今回は、そんな成長期の子どもたちのための、目立ちにくく快適な矯正「インビザライン・ファースト」について詳しくご紹介します。

 

インビザライン・ファーストとは?

「インビザライン・ファースト」は、アメリカのアライン・テクノロジー社が開発した、成長期の子ども向けのマウスピース型矯正装置です。インビザラインといえば大人の矯正として有名ですが、実は子ども向けにも専用設計のシリーズが存在します。

この治療は「第1期治療」と呼ばれ、永久歯が生え揃う前の6〜10歳頃の時期に、あごの成長誘導や歯列の拡大、不正咬合の予防などを目的として行います。

 

対象年齢と治療目的

対象年齢

6歳〜10歳(混合歯列期)

主な目的

•永久歯が正しい位置に生えるためのスペース確保
•あごの成長をコントロールし、バランスの取れた骨格形成を促す
•すきっ歯、出っ歯、受け口などの不正咬合を早期に改善
•将来の本格矯正(第2期治療)の期間や負担を軽減

 

適用範囲

1.歯のガタガタが気になるお子様
2.すきっ歯が気になるお子様
3.前歯が交叉してるお子様
4.前歯の突出感が気になるお子様
5.ディープバイトが気になるお子様

 

インビザライン・ファーストの特徴

1. 目立ちにくい

透明なマウスピースなので、学校や習い事でも目立たず、心理的なストレスが少ないです。

2. 痛みが少ない

ワイヤー矯正よりも痛みや違和感が少ないとされ、子どもでも続けやすいというメリットがあります。

3. 取り外し可能

食事や歯磨きの際に取り外せるため、虫歯や歯肉炎のリスクを抑えられます。ただし、自己管理が重要。

4. 治療計画の可視化

治療前に「クリンチェック」という3Dシミュレーションで、治療後のイメージを確認できます。

 

デメリット・注意点

•毎日20時間以上の装着が必要
•紛失や破損に注意(特に小さなお子さんの場合)
•自己管理が難しいと効果が出にくい
•保険適用外で費用が高め

 

よくある質問(FAQ)

Q. 子どもがちゃんと装着できるか不安です。
A. 最初は保護者のサポートが必要ですが、慣れれば自分で管理できるお子さんも多いです。装着記録アプリを活用するクリニックもあります。

Q. 将来の矯正が不要になりますか?
A. インビザライン・ファーストは「第1期治療」のため、将来的に「第2期治療(永久歯が生え揃った後)」が必要になる場合もあります。

 

まとめ

インビザライン・ファーストは、見た目や快適さに配慮しつつ、子どもの成長に合わせた矯正ができる新しい選択肢です。
永久歯が生え揃う前にしっかり土台を整えることで、将来の矯正がスムーズになり、より理想的な歯並びを目指すことができます。