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periodontal

歯を失うリスクを軽減するには、
クリニックのメンテナンスとセルフケアが
できるようになること

歯を失わないための歯周病治療。
みなさんが、歯周病の正しい知識を持ち、今、歯周病の人もそうでない人も一度検査を受け、一緒に対策していけたらと考えています。

「最後に歯医者に行ったのっていつだっけ…?」「虫歯にならないと歯医者に行かない」。虫歯もないし、自分の歯はきれいだから大丈夫と思っている方にこそ、一度歯周病の検査を受けにきていただきたと考えます。歯周病は最初のうちは自覚症状が乏しいため、気づかぬうちに症状が進んでしまい、気づいたころには歯がグラグラしている…ということが大いにあり得る疾患です。虫歯がなくても、歯周病で歯を支える骨が溶けてしまえば歯は自然と抜け落ちてしまいます。当院では、患者様にいつまでもご自身の歯で過ごしていただくために、早期の歯周病治療、定期的な検診と歯周病予防のためのプロフェッショナルケアを受けていただきたいと考えます。

「歯周病なんてなるはずが…」そう思っている方も!歯周病チェック
1つでも当てはまる方は、歯科医院の受診をおすすめします

  • 朝起きると、口の中がネバつく
  • 歯磨きすると血がでる
  • 口臭が気になる
  • 歯と歯の間に食べ物がよく詰まる
  • 硬いものは、噛みにくく噛むと痛い
  • 歯が長くなったような気がする
  • 歯茎が下がったような気がする
  • 歯がグラグラする。浮いたような感じがする
  • 歯茎が赤く、腫れや膿がでる

歯を失う原因の1位は歯周病

鏡を見ながら歯をチェックする女性

上記のチェック表に☑がある方は歯周病の可能性があります。歯周病は歯を失う原因1位の恐ろしい病気です。正しい知識を持ち、しっかりケアをすることにより歯を失うリスクは大きく軽減します。
歯周病は歯茎の病気と思われがちですが、歯を支えている骨が溶けてしまう病気です。虫歯のないきれいな歯でも、どんなに高価な被せ物を入れた歯でも、歯を支える骨が溶けてなくなってしまえば、「歯」をお口の中で留めておくことはできません。
一度なくなってしまった骨は回復が困難です。場合によっては再生療法や人工の骨などによってある程度の回復を見込めますが、基本的には骨を喪失させない、これ以上進行させないという事が歯周病治療の目標です。

健康な歯肉35歳を過ぎたら注意が必要です

「虫歯がないから、歯医者は縁遠いです」そういう方ほど、注意をしていただきたいのが歯周病です。しっかりと歯磨きをしているつもりでも、気づかないうちに進行していき、気づいた時には歯が抜けてしまう、そういった最悪の事態もあり得ます。
特に注意をしていただきたいのは35歳を過ぎてからです。35歳を過ぎると段々と歯茎が下がり、歯が伸びてしまいます。伸びた部分はエナメルに覆われていない為、プラークがつきやすく虫歯にもなりやすいです。結果、必然的に歯周病のリスクも高まります。どれだけしっかりと歯磨きをしていても、定期的なメンテナンスは重要です。虫歯や歯周病は治療はできますが、元に戻す=治すことはできません。虫歯や歯周病になる前の対応がもっとも大切です。

再生療法の注意点
  • 必ずしも希望した位置まで歯茎を再生できるわけではない
  • 症状によって異なりますが、自由診療の為費用がかかる
  • 喫煙している方は効果がほとんど得られない

歯周ポケットについて

  • 軽度歯周病

    健康な歯肉

    歯周ポケット2ミリ以下
    歯肉は薄いピンク色をしていて引き締まっている。

  • 中等度歯周炎

    軽度歯周病

    歯周ポケット3〜4ミリ程度
    歯肉が赤く腫れ出血が見られる

  • 重度歯周炎

    中等度歯周炎

    歯周ポケット4〜6ミリ程度
    炎症が進行し歯周ポケットが深くなる。歯槽骨が溶け歯がグラグラする。

  • 歯周病治療の風景

    重度歯周炎

    歯周ポケット6ミリ以上
    歯のグラグラがひどくなり腫れる

※ 歯科衛生士が歯石取りを行うのも限界があります。とても深く歯石がついている場合は麻酔をして歯石取りを行います。

当院の歯周病治療について

  • 歯科衛生士の治療風景

    歯周基本治療とは

    • TBI(ブラッシング指導、歯周病の理解)
    • スケーリング(超音波スケーラーによる歯石やプラークなど汚れの除去)
    • SRP(スケーリングでとれない歯石の手作業による除去)

    歯周病の原因である歯石やプラークを除去する治療です。 患者様ご自身で正しい清掃方法を習得してもらい、歯石を除去し、歯周病菌の少ない口腔環境にすることを目指しています。

    基本の歯周治療ができていなければ、外科治療をしても、もとに戻ってしまいます。 歯周病は早期発見がとても大切です。早い段階で発見し、定期的に歯科医院でメンテナンスと確認していくことをお勧めします。

  • 歯周病治療にも歯科用拡大鏡、マイクロスコープを使用

    当院では、スケーリング、SRPなどの歯周基本治療はもちろんメインテナンスの際には必ず歯科用拡大鏡を使用して行います。
    拡大鏡を使うことにより7.5倍で見ることができ、今まで確認できなかった歯茎の下の歯石や被せ物と歯との隙間、小さな虫歯を確認することができます。より緻密な作業を行うことができるので歯石の取り残しや虫歯の見落としを防ぐことが出来ます。
    そして歯科用拡大鏡よりも更に細かく見ることが出来るマイクロスコープもあり、マイクロスコープでは25倍で見ることが出来ます。
    歯科治療だけでなく歯周治療やメインテナンスにも使用しています。

  • 乳酸菌LS1タブレット

    歯周病を予防するためにはお口の中の細菌の除去が必要です。乳酸菌LS1には、歯周病の原因菌に対する殺菌効果があることがわかっています。
    また、乳酸菌LS1の働きにより、口臭にも効果があります。当院では、歯周病の予防の一環として、乳酸菌LS1配合のタブレットを取り扱っています。

  • メンテナンス

    歯周病治療は治療終了後が本当のスタートです。
    きれいになった口腔内を維持していかなければなりません。
    メンテナンスは改善した口腔内の状態を悪くさせないように維持していく治療であり、全ての人に必要です。
    ひろたまさき歯科・矯正歯科では、お一人おひとりにあったメンテナンスプランを組み立て、定期検診と毎日のケア方法を教えていきます。

歯周病で歯を失わないために

当院の衛生士は担当制です

大切なことはあなたのお口の中に詳しい人がそばにいてくれるということ

お口の中はお一人お一人違います。
あなたのお口の中にもっとも詳しいお口のプロがあなたの歯を守るお手伝いを致します。

当院では、担当になった歯科衛生士があなたの歯の状態をきちんと把握し、治療にあたります。担当になった歯科衛生士には、あなたのことをたくさん伝えてください。どのような食生活をしていて、どのタイミングでどのように歯を磨いているのか。それらを知ることで、虫歯や歯周病の原因となる生活習慣などを取り除き、適切な予防法をお教えします。歯科衛生士はあなたの歯を守るお手伝いをするパートナーです。お口のことで不安なことや悩んでいること、なんでも相談してください。

症例紹介