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スタッフブログ小児歯科・小児矯正・咬合育成

こんにちは、歯科衛生士の松浦です。

夜、寝ているお子さんが「ギリギリ」と音を立てて歯ぎしりをしているのを聞いて、心配になったことはありませんか?
今回は、小さなお子さまに見られる“歯ぎしり”について、お話します。

 

歯ぎしりは子どもにもよくあること?

実は、乳歯が生え揃う2〜6歳ごろのお子さんの歯ぎしりはそれほど珍しいことではありません。
ほとんどの場合は成長と共になくなっていきます。
お子さんの顎の関節は、大人と違って動きが大きく歯ぎしりをしやすいんです。
大人の歯ぎしりはストレスが原因とされることが多いですが、お子さんの場合は以下のような、

•顎の発達に合わせて自然と歯を調整している

•噛み合わせの確認をしている

•成長の一環で一時的に起こっている

•永久歯が生えるスペースの確保

•歯が生えてきてむず痒い

といった理由が考えられています。

 

どんな時に注意が必要?

ほとんどのケースでは、成長と共に自然に治まるので心配いりません。
ですが、次のような場合は注意が必要です。

•歯がすり減ってきている

•顎や顔まわりに痛みを訴える

•歯並びが崩れてきている

•日中も食いしばっているように見える

こうした症状がある場合は、歯や顎に負担がかかっている可能性があるため、歯科でご相談ください。

 

対策はある?

基本的には「様子を見守る」ことが一番ですが、必要に応じてマウスピースを使って歯を保護する方法もあります。
ただし、子どもの成長に合わせてこまめに調整が必要なので、専門的な判断が重要です。

 

予防法はある?

寝る前のリラックスタイムを作ってあげる

お風呂や絵本の時間などで、心と体を落ち着かせてから眠れるようにしてあげましょう。

姿勢を治す

背中を丸めているお子さんは歯ぎしりを悪化させるため座っている時の姿勢を正してあげて下さい。
また仰向けで寝させてみることで、噛み合わせがよくなるケースもございます。

よく噛んで食べる

よく噛まないお子さんは、顎の成長が阻害され噛み合わせが合わなくなるため、歯ぎしりをする傾向にあります。

 

まとめ

お子さんの歯ぎしりを聞くと驚くかもしれませんが、多くの場合は心配いりません。
ただし、長引いたり、歯や顎に異常が見られたら、ぜひお気軽にご相談ください。

お子さまの健やかな成長を、歯の健康からサポートしていきましょう!