歯の着色がとれない！ スタッフブログvol.260

こんにちは、衛生士の上野です。

今回はメンテナンスで行う着色取りとは別のエアフローという機械を使った着色取りについてお伝えしたいと思います。

エアフローは、専用の機器を使用して歯の表面をクリーニングする方法です。
この方法では、細かいパウダー（炭酸水素ナトリウムやグリシンパウダーなど）と水を混ぜ、高圧のエアーで歯の表面に吹き付けて汚れを取り除きます。
従来の歯石除去器具やスケーリングと異なり、エアフローは歯の表面を優しく、効率的に磨くことができます。

 

エアフローのメリット

1.歯の表面に優しい

エアフローは、歯のエナメル質や歯肉に負担をかけにくいのが特徴です。物理的な摩耗を最小限に抑えるため、敏感な歯にも適しています。

2.効率的な着色除去

コーヒー、紅茶、ワイン、喫煙などで蓄積された歯の表面の着色汚れ（ステイン）を効果的に取り除きます。

3.短時間で効果を実感

従来のクリーニング方法と比べ、短時間で歯の表面を滑らかに仕上げることができます。

4.細かい部分にも対応

歯と歯の間や、歯周ポケットなどの細かい部分の清掃にも適しています。

 

エアフローが適しているケース

•歯の着色汚れが気になる方
毎日の歯磨きでは落としきれないステインの除去に最適です。

•歯周病や虫歯予防をしたい方
バイオフィルム（細菌の塊）の除去に有効で、歯周病や虫歯のリスクを低減します。

•ホワイトニング前の準備
ホワイトニングの効果を高めるため、事前に歯の表面をきれいにしておくことが推奨されます。

 

注意点とデメリット

1.完全に歯石を除去するわけではない

エアフローは主に表面の汚れやバイオフィルムを除去するための方法で固くなった歯石の除去には向いていません。
その場合歯石取りが必要です。

2.歯科医院での施術が必要

エアフローは専門的な機器を使用するため、歯科医院での施術となります。家庭では行えません。

3.一部の患者には向かない場合がある

歯の知覚過敏症がひどい方や、一部のアレルギー体質の方には適さない場合があります。事前に歯科医師と相談してください。

 

まとめ

エアフローは、歯の健康維持や審美性を高めるための優れた方法です。特に、着色汚れやバイオフィルムの除去に効果を発揮し、歯の表面を滑らかに保つことができます。ただし、歯石の除去には別の方法が必要な場合もあるため、個々の状態に合わせた治療計画を私たちと相談していきましょう。

歯の健康と美しさを守るために、エアフローを取り入れてみてはいかがでしょうか？
気になられる方はぜひお声かけください！