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スタッフブログ予防歯科・ヘルスプロモーション

こんにちは!
歯科衛生士の平川です。

患者さんから、舌って磨いた方がいいの?磨くなら頻度はどれくらいなの?
と時々尋ねられることがあります。

 

結論

磨くとをお勧めします。
理由としては口臭予防のためです。
ただし、磨き方に注意が必要です!
舌には味蕾(みらい)と言う大事な感覚器官があるため優しく磨きます。

舌の味蕾(みらい)とは

味を感じるための感覚器官です。味蕾は、舌の表面にある小さな突起(乳頭)の中に存在し、酸味、甘味、苦味、塩味、旨味などの基本的な味を感知します。
味蕾は、主に舌の先端、側面、後部に集中しており、特定の味に対して敏感な細胞(味細胞)を含んでいます。味細胞が食べ物の化学物質を感知すると、その情報が神経を通じて脳に伝えられ、私たちはその味を感じることができます。
ただし、味を感じるのは舌だけでなく、嗅覚や食感、温度なども関与しているため、総合的な味覚体験が生まれます。

舌の磨き方

使う道具

柔らかい舌ブラシなどを選びましょう。面倒だと思われる方は歯ブラシでも磨けますが、舌を傷つけないように柔らかいブラシを選ぶことをお勧めします。

磨くタイミング

磨きすぎは舌を痛めるため1日1回程度にとどめることをお勧めします。

磨き方

鏡の前で舌を軽く出して、舌の表面を観察します。特に白い汚れ(舌苔)が溜まっている部分に注意し、優しく磨きます。
舌の奥から手前に向かって、力を入れすぎずに優しく磨きます。過度な力を入れると舌を傷つけたり、味蕾を傷める可能性があるので注意が必要です。
当院では、冷奴にのっているネギを落とすくらいの力加減で磨くようにお伝えしています。
磨き終わったら、口の中をよくすすいで汚れを洗い流します。

 

まとめ

舌磨きは口臭予防に有効ですが、磨き方や頻度に注意が必要です。舌の健康を保ちながら、清潔な口内環境を維持するために、優しく適度な力で舌磨きを心がけましょう。
不安や不明点があれば、当院のスタッフに気軽にご相談ください。