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こんにちは、歯科衛生士の上野です。
今日は噛み合わせについてお話しします。
噛み合わせとは?
噛み合わせは、上下の歯がどのように接触し合うか、つまり口を閉じたときに歯がどう並んで噛んでいるかを指します。
噛み合わせは人それぞれ個人差があり、成長と共に変わっていきます。
成長しきった大人でも少しずつ変わっていくこともあります。
噛み合わせはお口の中だけでなく全身にも関わる大切な部分です。
そしてその位置が適切であれば食べ物を効率的に噛むことができ、お口の中や全身の健康も保てます。
しかし噛み合わせに問題があると、様々な部分に影響が出ることがあります。
噛み合わせが悪いことで起きる影響
歯のすり減りや破損
→噛み合わせが悪いと、無意識に自分の噛みやすいところで噛もうとするため不均等な力がかかり歯がすり減ったり、欠けたりすることがあります。
過去に神経をとった歯であれば、ヒビが入ったり破損する可能性もあります。
顎関節症
→顎の関節に負担がかかり、痛みや音が生じることがあります。
頭痛や肩こり
→顔や首の筋肉に余計な力がかかり、結果的に頭痛や肩こりを引き起こすことがあります。
歯周病のリスク
→不適切な噛み合わせは歯ぐきに過度の負担をかけ、歯周病が進行しやすくなります。
ムシ歯のリスク
→全体でバランスよく噛むことができないため、頬の動きや繊維の多い食べ物による洗浄作用が得られません。
あまり噛まない側に汚れがつきやすくなり、リスクが高まります。
当院が行う噛み合わせ治療
ではそれらに対してどう対処するべきなのか。
当院では主にこのような治療や提案をしています。
①当たりが強い部分を少し丸める
②睡眠用マウスピース
→噛み合わせが崩れる原因の1つに無意識の歯ぎしりがあります。
睡眠時はご自身ではどうにも出来ない領域なので、歯にできるだけ負担をかけないようにするため提案をすることがあります。
顎関節症予防にもおすすめとされてもいます。
③矯正
→これのメリットは歯を削らずに噛み合わせと見た目も同時に治すことができます。
まとめ
噛み合わせが悪いと食べやすさだけでなくお顔・お口周りや全身の様々な部位に悪影響を及ぼす可能性があります。
定期的に噛み合わせを整えて、全身の健康に繋げることが大切です。
自分の噛み合わせに不安があったり、少しでも何か気になることがありましたらいつでも気軽にご相談ください!