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スタッフブログ小児歯科・小児矯正・咬合育成

こんにちは、DHの南園です。

時々、小学生のお子さんをおもちの保護者の方に「歯が抜けたまま生えてこない」とご相談を受けることがあります。

子供の歯が初めて抜けるのは5〜6歳。ついに乳歯が抜けた!とママやパパは嬉しい気持ちになると思います。
前歯がない状態の子供ってとても可愛いですよね!
大人の歯がいよいよ生えてくるんだなと思いつつ、ところが思いの外、なかなか生えてこない。
そんな風に思われて、相談される方はよくいらっしゃいます。

なかなか生えてこない理由…どんな場合があるか、ご紹介します

ケース①:生えるのがゆっくりなだけ

乳歯が抜けてすぐに生えてくるお子さんもいますが、半年以上かかるお子さんもいます。
とくに上の前歯は歯肉が厚いため、ゆっくりなことが多いよう。
忘れた頃に、いつのまにか生えてくることもあるそうですよ。

ケース②:先天性欠如歯

10人に1人、生まれつき永久歯が少ない人がいます。
大人の歯は通常親知らずを抜かすと28本ありますが、その本数が足りないことがあるんです。

上より下の歯が多く、前から数えて2番めや5番めはとくに少ないケースが多いです。

その場合、抜けたまま生えてこないため隣の歯とのスペースができることも。
あまり気になるようなら矯正を検討されてもいいかもしれません。

また、永久歯がないために乳歯が大人になるまで抜けないケースもあります。
その時は抜けない間はそのままで。抜けてしまったらインプラントやブリッジを選択していただき、スペースを埋めることがあります。

ケース③:埋伏歯

隣の歯が大きく顎が小さい…等の理由で永久歯が生えるスペースがなく、埋まったまま生えてこれない歯を埋伏歯、といいます。
通常、親知らずに多いですが、前から3番めの犬歯等は最後に生えてくるためスペースが確保されてなく、生えてこれないケースがあります。
(これが前方に生えてくるのは、通称八重歯と呼びますね)

埋伏したまま場合のデメリットとしては
・歯の本数が少ないため歯並びがアンバランスになる可能性
・位置によっては隣の歯の根を溶かしてしまう可能性
があります。

当院にはCTという3次元的なレントゲン検査もできますので、そうした検査の下、慎重な診断が必要です。

 

レントゲンを撮りましょう

歯ぐきの中の永久歯がどうなっているかはレントゲンを撮影しないと分かりません
ただ単に、ゆっくりなだけなのか、永久歯が少ないのか、埋まったまま生えてこれないようなのか。

そして1度撮影しても期間が空くと、状況が変わることがあります。

メンテナンスにきていただければこちらから適切な時期にお声かけしますし、ご心配なら、是非ご相談下さいね。