磨き残しについて　スタッフブログvol.227

こんにちは、歯科衛生士の上野です。
みなさんは歯科医院で紫色の液での染め出しを体験されたことはありますか？

あの液は歯垢染色剤といい、歯に付着している歯垢を染め出して目に見えるようにしてくれるものです。

 

歯垢染色剤の使用方法

使用方法としては
①歯に染色剤を塗布する
②お口をゆすぐ
③鏡で見て、染まっている部分が磨き残し
になります。

 

歯垢を放置する危険性

ちなみに歯垢とは歯と似たような色をしている細菌の塊になります。
色味が白っぽいのでご自身で見てもわかりにくいです。
そしてそれをそのままにしておくとムシ歯や歯周病の原因になってしまいます。

 

歯垢を効果的にとるために

歯垢をとるには日々の歯磨きが大切になってきます。
ですがただ毎日適当に磨いても意味がありません。
時間をたっぷりかけても歯ブラシがきちんと当たっていなければ意味をなさないのです。
そこで役に立つのが歯垢染色剤です。

歯垢染色剤のメリット

染色剤で染め出すことによってどこが磨けていて、どこが磨けてないかを知ることができます。

例えば、「表面は染まっていないのに歯と歯の間が染まっている場合」
こんな時は普段の歯ブラシはしっかり当てることができているのでそれにプラスして、歯間ブラシやフロスを普段の歯磨きに取り入れるといいことがわかります。
他にも右利きの方は逆手になるので右側に磨き残しが多くなりがちでよく染まったりします。
1人1人磨き方のくせがあり、磨き残しは様々です。

 

まとめ

もしこのブログをご覧になっていただけて、少しでもご自身の歯磨きが気になっていただけたら嬉しいです。
磨き残しを知りたい！
染色液気になる！
と感じた方はよろしかったらスタッフにお声かけください。
染め出しをしてみて、一緒に歯磨きについてお話しできたらなと思います。

ちなみに染色液はほとんどが食品に用いられる食品用着色料が使用されているので安心してご利用いただけます。