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明けしましておめでとうございます。
歯科衛生士の平川です⑅◡̈*
みなさん、お正月はどのように過ごされましたか?
今回は、『矯正のその後』ついてお話いたします。
矯正治療を終えた後
矯正が終わると、これまで使用していたアライナーやブラケットがなくなるのでとても開放感がありますし、嬉しいですよね。
矯正期間中に食べづらくて我慢していた物を気兼ねなく食べれるので数年矯正していた方はそれだけでもう開放感に満ち溢れると思います!
ただ、矯正するにあたりその後もとても大事になってきます。
矯正後に必要な保定装置
舌側保定ワイヤーとは?
矯正はワイヤーやゴムの力で引っ張っているので矯正後は非常に後戻りがしやすいです。その為、舌側にワイヤーを固定しなければなりません。
舌側ワイヤーとは、上下の歯の裏側にワイヤーをボンドで固定します。
ワイヤーは前歯の6本の裏側に固定します。最初は違和感が多少ありますが2〜3日すればすぐに慣れると思います。
また、固定するためご自身で取り外すことは不可能です。その為、フロスも途中までしか通りません。
必要があれば専用のフロスを通すこともありますが無理して使用すると歯茎を下げてしまうおそれがある為、使い方には注意が必要です。
レジンのリテーナー
これは、マウスピースのような透明なリテーナーです。最初の数ヶ月は常時、その後、就寝時のみ装着します。
これは前歯から奥歯まですべて覆っています。また、最近当院では写真のようなリテーナーも使用しています。こちらのメリットはワイヤーやピンク色のレジン部分が歯を支えていることで歯が倒れたりしづらいこと、また咬合面が覆われていない為、上下の歯が噛み合う為にも使用します。
どれくらい付けておくの⁈
どのくらいの期間装着しておくのかも気になるところですね。
舌側ワイヤーもリテーナーも、最低でも、
『矯正していた同等の期間』はしておくことをお伝えしています。
先生の診断によりその期間よりも長くなることもあります。
綺麗に歯が並んだのを出来るだけ長くキープする為に保定装置も大変重要になってきますので、矯正のその後のこともご理解頂ければ幸いです。
今年は元日から能登半島地震や翌日には飛行機事故もあり、大変な思いをされている方が沢山いらっしゃると思います。
一刻も早くライフラインが戻ることを願います。
そして、改めて自分自身が普通に生活出来ていることに感謝し、これからも精進していきたいと思います。
本年も宜しくお願い致します。