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スタッフブログ

こんにちは、歯科衛生士の甲斐です!

最近、暑いせいか喉が渇くし
いよいよ夏が来たな、という感じですよね。。
今回はそんな夏に多く起こるトラブルの一つで
口腔内乾燥や唾液についてのお話しです。

 

唾液の役割

①自浄作用

お口の中の汚れや細菌を洗い流す

②免疫力を保つ

外から浸入してくる細菌などを防ぐ

③食塊(しょくかい)を形成する

「噛むこと」で「だ液」を出し飲み込みやすくします

④嚥下(飲み込むこと)しやすくする

食塊を胃まで無事に送り届けるます

⑤口腔内の粘膜の保護

しゃべったり、食べたりしても口の中が傷つかない様に、唾液(だ液)がお口の中を潤しています

⑥消化を助ける

「アミラーゼ」という酵素が炭水化物を分解して、消化を助けます

⑦味覚を感じる

唾液がなければ、味を感じることはできません。

⑧細菌の活動を抑え環境を整える(中和作用・緩衝作用)

食事をして、phが酸性に傾いた環境を中和させ酸や酸性食品から歯の溶解を防いでいます。

⑨歯の保護と虫歯予防(再石灰化)

酸により溶けて脱灰した歯を再石灰化〔溶かされた歯の成分が戻る〕をして、初期虫歯を治す役割も持っています。

 

乾燥のセルフチェック

  • 舌に痛みがないか
  • 乾燥している感じがあるか
  • 口の中にザラつきがあるか
  • 粘ついていないか
  • パンなどパサパサした物が飲み込みずらい

また高齢者では、、、

  • 舌がつるつるになっていないか
  • 舌が赤みを帯びていないか
  • たんが付着するなど、乾燥症状が起きていないか

 

お口の乾燥対策

  • こまめな水分補給(シュガーレスのガムや飴)
  • マスクの着用、部屋の加湿も効果的です。
  • 保湿(保湿ジェル)
  • 口腔機能訓練やマッサージ(舌体操・嚥下(えんげ)体操)
    (唾液腺や口腔粘膜マッサージ)

 

まとめ

加齢により唾液量が少なくなる事もありますが
薬の影響や自己免疫疾患によるもの又、水分不足やドライマウスなど原因は様々です。
口腔内の乾燥が気になる方や唾液の質が変わったな?
と感じる方は一度歯科医院に相談されてみると良いですね(^^)!