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スタッフブログ審美治療予防歯科・ヘルスプロモーション

こんにちは歯科衛生士の甲斐です。
3/13日から”マスクの着用は個人の判断で”と、政府が決定したと言うニュースを目にし
今後、マスクを外す機会が増えるなら、新しい口紅や、ホワイトニングをまた始めようか?と、個人的に悩む機会が増えました。

そんな中、歯の黄ばみが気になる方もいらっしゃるのでは?と思い、今日は、歯の黄ばみのについて、書こうと思います。

なかなか落ちづらい「歯の黄ばみ」は、見た目の美しさを損ない、第一印象を左右する要因にもなります。

 

歯が黄ばむ原因とは?

  1. 外部要因
  2. 内部要因
  3. 加齢

歯が黄ばむ原因は、大きく分けて3つあります。人それぞれ原因が違えば、白くする方法も違います。

1、外部要因

食べ物、飲み物、たばこなど

歯の表面に付く着色汚れで「ステイン」や「ヤニ」といった呼び方をします。
「ステイン」とは、食物に含まれているポリフェノールなどが唾液の中のたんぱく質と結合した汚れのことです。
色の濃い食べ物・飲み物(カレー、キムチ、コーヒー、紅茶、緑茶 etc…)を摂取すると、特にステインは付着しやすくなります。
このような飲食が多い場合や、アルコールの摂取などにより歯の表面が乾いていたりすると「ステイン」が増えやすい環境になります。
また、たばこの「ヤニ」は、ステインよりも粘着力が高く、さらに歯を黄ばませる働きがあります。

「ステイン」や「ヤニ」は表面に付着し、時間が経つと、歯の表面を覆うエナメル質の中まで浸透してしまうので、歯自体の色が黄ばんでしまいます。

2、内部要因・加齢による要因

加齢による黄ばみ・抗生物質による黄ばみなど

歯の色は、歯の表面を覆うエナメル質のすぐ内側にある象牙質の色に影響されます。
象牙質は、色の強弱は人それぞれですが「黄色い」色をしています。

歯の色に個人差があるのは、エナメル質の厚さや象牙質の色が人それぞれ異なるためです。
一般的に、歳をとると歯はだんだんと黄ばんでいきます。
これは、歯の表面を覆っている半透明のエナメル質が加齢とともに徐々にすり減って薄くなり
内部の象牙質は次第に厚くなり、透けて見える事が原因です。

また、「抗生物質」による黄ばみもあります。抗生物質である「テトラサイクリン」は、永久歯が生え変わるころまでの子供が服用すると歯が黄ばんでしまうことがあります。

 

黄ばみを防ぐ方法はあるの?

①ステインを付着させない

着色の可能性が高いものもを控えることでステイン予防はできますが、制限せずに予防する方法をお伝えします。

  • コーヒーなどの色の強いものを飲食をした後は、なるべく早めにブラッシング
  • ブラッシングが難いときは、お水で口を軽くゆすぐ
  • お水がない場合は、ガムを噛んで唾液を出す

簡単なことばかりですが、これだけでも結果が変わってきますので、ぜひ試してみてください。

②ホワイトニング歯磨き粉の活用

歯の黄ばみを防ぐためにはホワイトニング歯磨き粉などの専用歯磨き剤の使用も有効です。
ただし、研磨剤(清掃剤)が大量に入った歯磨き粉は、歯のエナメル質を傷つける可能性もありますので注意が必要です。
ステインが強く付着している場合は(タバコを良く吸う・着色しやすい飲食習慣があるなど)
研磨剤入りの歯磨き粉が効果的ですが、使用頻度は週1回程度に抑えることをおすすめします。

歯磨き粉で研磨剤として使われる成分

  • リン酸水素カルシウム
  • 水酸化アルミニウム
  • 無水ケイ酸
  • 炭酸カルシウム 他

③正しいブラッシング

歯の表面をきれいに保つためには、正しいブラッシング方法での歯磨きが欠かせません。

毛先の形が、そのままを保てる程度の力の圧で磨きましょう。一つの歯で5ミリほどしか動かさないことがポイントです。

 

まとめ

着いてしまったステインは歯科医院でも綺麗に除去する事ができます。

歯の黄ばみは、誰にでも起こることですがちょっとしたコツやケアをしてあげることで、対策することも可能です。
ご自分の生活のペースに合った方法を取り入れ、美しい白い歯と、良い印象と素敵な笑顔をぜひ手に入れましょう。