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スタッフブログ予防歯科・ヘルスプロモーション

こんにちは!歯科医師の水流です。
皆様いかがお過ごしでしょうか?
まだまだ寒い日が続いていますね。
コロナウイルスに引き続き、インフルエンザ等も流行しているようですので体調にお気をつけてお過ごしください。

今回は歯を喪失する原因についてお話ししたいと思います。

 

歯の喪失理由とは

①歯周病

ある調査によると、歯科医院での抜歯の原因となるランキング1位となっており、その割合は37%と言われております。歯周病は歯の周りの組織を破壊し、歯を支える骨や、歯肉を破壊していく病気です。
サンレントディジーズ(静かなる病気)と呼ばれており、症状なく進行する為、歯周病に罹患していても、ご自身で自覚するのは難しいと言われております。

②う蝕(虫歯)

歯周病に次いで2位にランクインするのが虫歯です。虫歯が進行すると歯自体が溶けて、残せない場合は抜歯となります。
①の歯周病は症状に気付きづらいのはよく言われていますが、実は虫歯も症状が必ずしもあるとは言えません。お痛み等の症状が出た時には虫歯が神経に達っするほど大きいことが多いです。

③歯の破折

事故等で歯を打ってしまい、歯が根っこの方で折れてしまうとほとんど治療の施しようはなく、抜歯となります。
歯をぶつけるなど、外傷で折れることもありますが、根っこまで折れる場合その歯自体が強くない可能性があります。特に歯の神経をとった歯に関しては外傷を受けなくても折れやすくなっています。
神経のある歯は栄養が行き渡っており強いですが、神経をとっている歯は健全な歯に比べるとどうしても脆くなってしまいます。その為普段の生活でも歯が折れてしまうことがあります。
その為、歯の破折といってもその中には虫歯が根本的な原因であることの方が多いです。

 

まとめ

以上が歯を失ってしまう原因となります。
一本の歯を失うだけでも噛み合わせや、隣り合っている歯にも将来的に影響を及ぼす為、抜歯した後も処置が必要になります。

お口の中は繊細ですが、意外と歯周病や虫歯が症状なく進むことは知られていません。
気が付いた時にはすでに歯が残せないということもあります。

歯周病を予防する為には日頃のセルフケア、プロによるケアが両方必要になります。
虫歯もご自身では気づかないことが多い為、定期的なチェックも必要になります。

今お口の事でお困りではない方でも、気になることがあれば是非当院にお問い合わせください。