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スタッフブログ小児歯科・小児矯正・咬合育成

こんにちは、DHの南園です。寒い日が続きますね、皆様、いかがお過ごしでしょうか?
今日は「歯医者さんの理想について」私が思うことをお話します。

 

歯医者さんってどんなイメージ?

歯医者さんの私の最初の思い出は、4〜5歳の頃。
治療中にぐっすり寝てしまって
「終わったよ〜」
とアシストのお姉さんに優しく起こされた、というものです。

私は幸い、歯医者さんに対して嫌な思い出は1つもありません。だからこそ歯科衛生士という仕事を選べたのかも知れません。

でも実際に歯科医院に勤務すると、歯医者さんが苦手!という小さなお子さんっているんですよね。

私の仕事の楽しみの1つは、そんなお子さんが「なんだ、怖くなかった、大丈夫だった!」という表情を見ることです。「ほら、大丈夫だったでしょ」と思うのが好きです。笑

なんだ、大丈夫だった!
と思えるお子さんは、がんばれます。
だからこそ「なんだ、大丈夫だった!」と思えるような対応がこちらも必要です。

 

まずは「練習」をしましょう

小さなお子さんでムシ歯がある、といった場合でも、まだ上手に治療を受けられないお子さんには「練習」と称して来ていただくことがあります。
「練習」では1人でイスに座る、お口に器具を入れる、道具の紹介、フッ素を塗ってみる、等、段階を踏んで治療が受けられるか確認します。

歯の治療はとっても繊細なのでお子さんが上手にお口を開けられなければできません。
「ムシ歯の治療」となると、先生たちもいい加減なことはできないので、とっても真剣です。
練習をせずに無理に治療をしてしまうと、
「全然大丈夫じゃなかった!」
とお子さんは歯科医院に対してますます苦手になってしまいます。

ムシ歯の治療ができるほど上手になったお子さんなら、スムーズに、かつ、楽に治療を受けることができるんです。

 

1番いい治療は「ムシ歯にならないための治療」

とはいえ、お子さんをたびたび連れて行くのは大変ですよね。
予定を合わせたり、準備をしたり、なだめたり、言い聞かせたり…。それでなかなかイスに座ってくれない、となると、がっかりしてしまうかもしれません。

でも歯科医院では「練習」でもフッ素塗布は行いますし、ムシ歯にならないためのお話もさせていただきます。
長い目で見た時にきっとお子さんとお子さんの歯のために、プラスになれるようサポートできたら、と思います。

そもそも、1番いい治療は「ムシ歯の治療」ではなく、「ムシ歯にならないための治療」。
ムシ歯の治療をすればするほど歯が良くなる、ということはありません。
磨けているかのチェックをしたり、フッ素を塗布したりすることでムシ歯にならないようにしていく。
それが本当の意味で「歯にいい治療」だと思います。

皆様が歯科医院をその目的で利用していたただければ、健康な歯の方が増えます。
それが歯科医院の理想の姿だと思います。

今年もお世話になりました、来年もどうぞよろしくお願い申し上げます。