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すっかり秋めいてきましたね。皆さん、いかがお過ごしですか?
先日スタッフのお子さん(1歳)が医院に遊びにきてくれて、とても癒やされました。
赤ちゃんって周囲を明るくする力がありますよね…。
今日はそんな赤ちゃん向けの、あの便利グッズについてお話します。
ストローマグっていつから使えるの?
お子さんを育てるママさん、「ストローマグ」ってご存じですか?
そう、コップにストローがついていて赤ちゃんが自分でコップをもってストローで飲める、便利なあの「ストローマグ」です。
ところでこのストローマグ。だいたいどの本にも、離乳食の初めに練習しましょうと書いてあります。
そうすると必然的に、
哺乳瓶→スプーン飲み→ストローマグ
の順番ではないか?と思いますよね。
私も子供が小さかった頃、ストローマグを使っていたのですが、その便利さといったら!
倒してもこぼれないし、外出先でも運びやすい!
でもこの「ストローマグ」の使い方には注意が必要なんです。
乳児嚥下と成人嚥下
食べ物や飲み物をのみこむことを「嚥下」といいます。
これには2種類あって、
「乳児嚥下」と「成人嚥下」というのがあるんです。
「乳児嚥下」
赤ちゃんがおっぱいを飲むときの嚥下。口唇は開けたまま。上唇と舌を使って飲む。
「成人嚥下」
口唇を閉じて飲む、私達の嚥下。舌と上顎の裏(口蓋)を使って飲む。
確かにおっぱいを飲む赤ちゃんの口は大きく開いていて、大人の私達からするとなんだか飲みにくそう。でもあれは赤ちゃん特有の「乳児嚥下」だからできるんです。
そして離乳食の初期は、まず、
「乳児嚥下」→「成人嚥下」に変わる練習となります。
離乳食初期の目標は
「口を開けたまま飲んでいた赤ちゃんが、口を閉じて飲むことができる」
というもの!
10倍がゆや水をスプーン飲むというのは、この練習となります。
スプーンで口に入ったものを、スプーンが口から離れた後に唇を閉じて飲む。
この練習をしているのに「ストローマグ」を頻繁に使って飲み物を飲むということで
「乳児嚥下」が残ってしまうと言われているんです。
乳児嚥下が残ってしまうと、口がしっかり閉じずに飲んだり食べたりするようになり、そんな間違ったお口の使い方を続けると、歯並びに影響が出てしまいます。
つまり
「ストローマグはいつから使えるの?」
という答えは
哺乳瓶→スプーン飲み→コップ飲み
が上手になった後に、ストローを使う。3歳以降が推奨されているそうです。
でも外出時なんかはストローマグはやはり便利だと思うので、コップ飲みができるようになった後なら、必要な時には使ってもいいと思います。
子育て中は色々なことに気を配らないといけませんよね。ママさん達ができるだけストレスなく子育てができる、ということが大事だと思うし、そのための便利なグッズだと思うので。
大事なのは「正しく知っていること」だと思います。
子供の食べることについて
子供の食べること、飲むことについて勉強すればするほど、とても奥が深いのと同時に、世の中には間違った情報がたくさん流れているな、と感じます。
もしお悩みがあれば、お気軽にご相談ください。お子さんの食べている姿の動画などがあれば、より詳しくお話できます。もちろん、ささいな質問でも大丈夫ですよ。
私達も今後、少しずつこうして発信していけたらなと思っています。
よろしくお願いします!