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みなさん、こんにちは!
歯科衛生士の平川です。
受験生のみなさん、「ながら食べ」 していませんか?
新学期がスタート!気をつけたい「ながら食べ」
新学期が始まりましたね!
今回は、受験勉強を頑張るみなさんに、ぜひ気をつけてほしいことをお話しします。
そもそも「ながら食べ」って?
勉強しながら、飴やグミ、ガムなどを食べていませんか?
集中力アップや眠気覚ましのつもりでも、お口の中にはとても危険な習慣です。
なぜなら… ムシ歯のリスクが高くなるから!
特に飴やグミは糖分が長時間お口の中にとどまりやすく、ムシ歯菌のエサになってしまいます。勉強に集中していると、ついダラダラ食べがちなので注意しましょう。
このブログでも何度か紹介していますが、「ステファンカーブ」 を知ることがとても大切です。
「ステファンカーブ」とは?
食事をするとお口の中のpHが酸性に傾き、時間とともに回復します。しかし、ダラダラ食べ続けるとpHが低い状態が長くなり、歯が溶けやすくなるのです。これがムシ歯の大きな原因になります。
また、「ながら食べ」は 自覚がないまま 食べ続けてしまうことも問題です。気づいたら何個も飴を食べていた…なんてことはありませんか? これはムシ歯のリスクをさらに高める行動なので要注意です!
受験後に待っているのは…⁈
毎年、2月末から3月にかけて、
「高校入学前に」「県外へ行く前に」 と歯科健診に来る受験生が増えます。
「念のために」と受診したら…
「勉強中に食べていた飴が原因でムシ歯が進行していた」
「治療で何回も歯医者に通うことに…!」
そんなケースが本当に多いのです。
半年前のメンテナンスではムシ歯ゼロでも、
「ステファンカーブ」を意識していないと、数ヶ月でムシ歯が進行してしまうことがあります。
ムシ歯を防ぐには?
本来は「ながら食べ」を避けるのが一番!
でも、どうしても口が寂しくなるときは…
①休憩時間に食べる
→時間を決めて食べることが大切です。
②食後は歯みがき or 水を飲む
③キシリトール100% のものを選ぶ
→キシリトール100%のガムは、唾液の分泌を促し、お口の中のpHを中性に戻す働きがあります。ただし、キシリトール入りでも糖分が含まれているものもあるので、成分表をしっかり確認しましょう。
まとめ
せっかくの春休み、ムシ歯治療で通院しなくて済むように、
「ながら食べ」には気をつけましょう!