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スタッフブログ予防歯科・ヘルスプロモーション

皆さん、毎日何回歯磨きをされていますでしょうか?
毎食後に磨くのが理想的ですが、毎食後に歯磨きをするのは学校やお仕事などで難しいかと思います。

お口の中には常に細菌がいますが、この細菌の塊が歯垢『プラーク』です。
プラークはねばねばしていて白っぽく、食べかすが固まったものと勘違いしがちで見た目だけでは歯となかなか区別できません。

このプラークが唾液の中のカルシウムと結合して3か月ぐらいたつと、石みたいに硬い『歯石』になります
プラークが歯石になってしまうと、歯ブラシで取り除くことは不可能です。
そうならないためにも、まずはプラークを毎日しっかりと取り除くことがとっても大切です。

 

歯ブラシで確実にプラークを取り除くためには?

歯についているプラークは白っぽいので歯と区別がつきにくいです。
そのため毎日しっかりと磨いているようでも、歯と歯の間や歯と歯茎の間に残ってしまいます。
そのようなところから虫歯もできてしまいます。
そうならないために、磨き残しをチェックする『染め出し剤』を使ってみましょう。
『染め出し剤』は歯磨き後に使用するとプラークが赤く染まります。
染め出し剤によって歯垢だけが染まるのは、染め出し剤の色素が歯垢の中のタンパク質と多糖類に結合するからです。よく磨けている歯は歯垢がついていないので、色素が結合せず染まりません。
そのため、磨き残しが目でしっかりと見えるようになります。
この磨き残しの部分は、毎日の習慣として歯ブラシをしていてもいつも磨けてない部分なのです。
この部分をしっかりと磨けるようになると、虫歯や歯周病を予防することができます。

 

染め出し剤の種類について

薬局などで買える一般的な染め出し剤には、錠剤タイプのほか液体タイプ、ジェルタイプがあります。どのタイプでも染め出し力に大きな違いはありません。染め出し剤を口に含んですすぐ際に、衣服についてしまうことがあるので注意しましょう。

 

染め出しの方法

歯を磨く

まずはいつもと同じように歯を磨きます。
歯間ブラシやデンタルフロスを使用しているのであれば同じように行います。

染め出し剤の使用

染め出し剤を口に含みます。
錠剤であれば、かみ砕きます。液体の場合は綿棒につけます。ジェルの場合は歯ブラシにつけます。難しい場合は舌に垂らして舌で歯をなぞっても大丈夫です。
しっかりと塗ったら水で軽く口の中をすすぎます。

鏡で磨き残しをチェックする

磨き残しを奥歯までまでしっかりとチェックして、染め出しがなくなるまで歯ブラシで磨きます。

再度染め出しをする

歯磨き後、赤く染まらないかもう一度チェックします。
ほぼなくなっていれば合格です。

 

どうしても赤い染め出しが取れないときは

どんなに歯を磨いても赤い染め出しが取れないところは、虫歯の可能性があります。
また詰め物やかぶせ物の境目が赤く染まり歯ブラシをしても取れない部分も、隙間が空いていて歯垢が入り込んでいたり虫歯になっている状態です。
虫歯が進行して重症化する前に歯科医院で虫歯の治療をしてもらいましょう。

虫歯や歯周病を防ぐために一番大切なことは、毎日の丁寧な歯磨きです。
プラークを確実に取り除くために、『染め出し剤』を有効に活用しましょう。
当院では液体タイプの染め出し剤を置いてありますので、ぜひ試してみてください。

もし使い方が分からない場合は、スタッフにお気軽にご相談ください。