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こんにちは、DHの甲斐です。
日本での、死因ランキングに肺炎がランクインしている事を皆さんはご存知ですか??
2022年現在では、肺炎及び気管支炎が4位でした。その肺炎の1つに「誤嚥性肺炎」があり今日はその事について紹介します。
高齢者に多い誤嚥性肺炎とは
- 加齢による筋力の低下
- 飲み込む力の衰え
- 咳をしたりする時に起こる反射が弱るなる
など、飲み込む機能の障害により、誤嚥(食べ物や唾液が気道に入ること)してしまい、気管の中に入った物を外に出す事が出来ずに、肺で細菌感染を起こし肺炎を発症するのです。
誤嚥性肺炎は予防できる!
再発を防ぐための予防策を2つ紹介します。
1.お口の中を綺麗なの保つ事
お口の中には300~700種類の細菌が生息しており、唾液1mL中に1億個の細菌か居るともいわれています。
お口のお掃除をする人は、細菌数が少なく、ほとんど掃除しない人は、多くなります。
2.飲み込む機能を向上させること
物を飲み込むために、お口や、首の周りの筋肉を使います。それぞれの筋力を向上させ、スムーズに動かす事が出来るように、訓練をおこなうことで、飲み込む機能を改善する事ができます。
お口の中をよく観察しましょう
歯・粘膜・舌の汚れ具合や、義歯を使っているかなど、を観察しましょう。要介護高齢者は特に介護者が観察する必要があります。
お口のお掃除をしましょう
食べ物をお口から、食べている人も、食べていない人も、口の中には、細菌がいるため掃除をする必要があります。
また、要介護高齢者は自分で掃除する事が困難な場合があるため、介護者が掃除するようにしてください。掃除のタイミングは毎食後が理想です。
どこを磨けばいいの?
歯と歯の間、歯と歯茎との境い目が特に磨き残しやすい場所です。
歯の表面にプラーク(歯垢)と言うヌルヌルした細菌の塊が付きますので、歯を磨いてツルツルにしましょう。
また、歯茎や、舌も専用の柔らかい専用のブラシで優しくマッサージするようにケアしましょう。
義歯も歯と同様にプラークが付着しますので、丁寧に磨きましょう。特に義歯の金属部分は汚れやすいため、より丁寧に磨き義歯洗浄剤を使用して洗浄することをおすすめします。
最後に
お口の清掃によって、肺炎の発症を減らすことができたと言う報告もあります。
歯科医院等で、お口の中をチェックしてもらい相談するなどして、口を生涯にわたり、清潔に保ち誤嚥性肺炎を予防しましょう!!