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口の中のできものといえば真っ先に口内炎を思い浮かべるかもしれませんが、
実は口内で起きる炎症の原因はさまざまで、その中でもウイルス感染などによる口内炎以外でよく起きるのが「粘液のう胞」とよばれるものです。

 

粘液のう胞の症状と特徴

  • 直径0.5~1cm前後の半丘状の粘膜の膨らみができる
  • 下くちびるの内側や舌の裏にできる
  • 粘膜の表面や周囲に異常はない
  • つぶれると小さくなる

 

粘液のう胞の原因は?

粘液のう胞とは、本来なら外に排出される「だ液」が粘膜の下に溜まって袋状になったもの(のう胞)です。
食事中に唇を噛んでしまったり、歯ブラシや硬い食べ物があたると、だ液の通りが傷ついてしまうことがあります。
すると、そこからだ液が漏れ出して行き場がなくなり、プクッと袋状になり、これが粘液のう胞です。

 

粘液のう胞の治療法は?

潰さず、刺激を与えないようにしましょう。
小さなものは、そのままにしておくことで自然と治ることがあります。
のう胞は破けると一時的に小さくなり、そのまま治癒することもありますが、
できものが大きくなったり、発症を繰り返したりする場合は、医療機関を受診してください。

悪化すると粘膜と唾液を貯留している組織がくっつき、以前より固く大きくなることがあります。
手術が必要になるケースもあるため、早めの治療をおすすめします。

手術では「だ液腺」と呼ばれる「だ液を作る組織」を取り除きます。
ちなみに、だ液腺は無数にあり、手術で取り除くのはその一部なので術後の機能に問題はありません。

お口の中で気になることがあればお気軽にスタッフにご相談ください。