歯石取りって本当に必要？  スタッフブログvol.308

こんにちは歯科衛生士の淺木です。

「歯石取りって痛いし、しなくてもいいんじゃないの？」
そう感じている方、実はとても多いです。

しかし、歯石を放置してしまうと、見た目以上にお口の中ではトラブルが進行してしまうんです。

 

歯石とは？

歯石とは、歯にこびりついた歯垢（プラーク）が唾液中のカルシウムなどと結合して硬く固まったものです。
一度歯石になってしまうと、歯ブラシでは落とすことができません。
その表面はザラザラしているため、さらに新しい歯垢がつきやすくなり、まるで「細菌の温床」のような状態になります。

その結果、歯ぐきの腫れ・出血・口臭・歯周病などが進行していきます。
特に歯周病は、痛みが少なく気づかないうちに進む病気。歯石をそのままにしておくと、歯を支えている骨が少しずつ溶けてしまい、最終的には歯を失う原因にもなります。

 

そのお口のお悩み、歯石が原因かも？

歯石取りは、こうした歯周病の進行を防ぐ最も基本的で効果的なケアです。
定期的に歯科医院でクリーニングを行うことで、目に見えない歯ぐきの中の汚れまできれいに落とすことができ、健康な歯ぐきを保つことができます。

また、歯石を取ることで歯ぐきの炎症が落ち着き、口臭予防や血行の改善にもつながります。
「歯石を取ってもまたつくのでは？」と思う方もいますが、歯石は日々の磨き残しが積み重なってできるもの。
定期的なメンテナンスを受けることで、歯石がつきにくい清潔な口内環境を維持できます。

 

美容と健康のために！定期的な歯石取り

多くの方におすすめしたいのは、3〜6か月に一度の歯石取りです。
痛みを感じにくくするために、超音波スケーラーなどの機器を使用し、できるだけ優しく施術しています。
施術後は歯がつるつるになり、清潔感がぐっと増しますよ。

お口の健康は「見た目」だけでなく「体全体の健康」にも関係しています。
最近では、歯周病菌が心臓病や糖尿病、早産リスクにも関わることがわかってきています。
だからこそ、歯石取りは“美容と健康のためのメンテナンス”とも言えるのです。

 

まとめ

ぜひこの機会に、定期的な歯石取りでお口をすっきりリセットしてみませんか？
自分では落とせない汚れをプロのケアで除去することで、笑顔にも自信が生まれます✨