カテゴリー:
こんにちは!
歯科医師の水流です。
今回は歯科用マイクロスコープについてお話します。
マイクロスコープとは
もともと眼科や、脳神経外科などの分野で使われていたものを1990年代に歯科用に応用したものです。
歯科用マイクロスコープは、治療中の歯や歯ぐきを数倍から25倍程度まで拡大して観察できる歯科専用の顕微鏡です。
肉眼では見えにくい細かな構造を確認することができ、従来よりも精密で質の高い治療が可能になります。
とくに、歯の神経の治療(根管治療)や虫歯の除去、被せ物や詰め物の適合確認、歯周病治療、インプラント手術などにおいて、その効果が発揮されます。
マイクロスコープの主なメリット
1. 精密な治療が可能
根の奥深くまで視認できるため、見落としや取り残しを防ぎ、再治療や再発のリスクを抑えることができます。
マイクロスコープに搭載されているライトによって見える範囲も大幅に広くなります。
今まで見えなかったからできなかった治療が見えるようになることで治療できるようになります。
2. 歯を削る量を抑えられる
虫歯と健康な歯質の境界を明確に見極めることができ、必要な部分だけを削る精密な処置が可能です。
余計に削りすぎるといったことがなくなり結果的に、本来神経を取るはずの治療でも神経を残せたりと、歯の寿命を延ばすことにつながります。
3. 治療内容の説明がわかりやすくなる
マイクロスコープにはカメラ機能があり、治療中の映像や写真を記録できます。患者さんに画像をお見せしながら説明することで、現状を理解しやすくなり、安心感や納得感につながります。
なかなか治療中の動画を見る機会はないと思いますが、マイクロスコープを使えば術者目線で見ている治療中の動画を患者さんと共有することができます。
4. より確実なチェックができる
被せ物と歯の隙間や深いところにある歯石などマイクロスコープを使ってチェックすることで確実な確認が行えます。
肉眼では見ることのできない箇所まで確認ができます。
まとめ
歯科用マイクロスコープは、見えないものを「見える」ようにすることで、歯科治療の質を大きく向上させる機器です。
当院でもマイクロスコープを、2台設置していますので何か気になることがあればお尋ねください。
