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スタッフブログ

こんにちは、DH南園です。

最近友人がおめでたいことに妊婦さんになり、つわりの話だの、色々聞くことがありまして、今回は妊婦さんの歯についての話をしようと思い立ちました。

 

妊娠中の歯科健診について

母子手帳の中には、歯科健診の欄があって、妊娠中でしたら1回まで無料で歯科健診を受けられる助成券が綴じられています。

国からも妊婦さんは歯科健診を受けるように推奨されているのです。

その理由は妊娠中はムシ歯や歯周病が悪くなりやすいため。

つわりで歯磨きが難しかったり、間食が増えたり、酸っぱい物が食べたくなることで増えるムシ歯のリスク。

また、女性ホルモンのバランスが崩れることが原因で、歯ぐきはとても腫れやすくなります。

とくに歯周病は早産や低体重児の原因となることもあるのです。

 

妊婦さんに多い歯のトラブル

中でも妊婦さんのトラブルで多いな、と思うのは、親知らずが腫れること。

普段は悪さをしない親知らずでも、ホルモンの関係で妊娠中に限って腫れてしまったり…。

そして、妊娠中だからといって大きなムシ歯を放置するのも良くありません。

歯科麻酔をするのは胎児に影響ないと言われていますし、歯科のレントゲンは自然からの被曝量の1/3と言われていて、妊娠13週以降でしたらほとんど胎児に影響ありません。

そのため、治療を行う場合は安定期(5〜7ヶ月)にしています。

もちろん、何のトラブルがなくとも妊婦さんはいつも以上に口腔環境を良くしていただきたいので、健診と合わせて、歯のプラークや歯石をとるクリーニングが必要だと思います。

 

産後で忙しくなる前にぜひ治療を

特に出産後は多忙で、なかなか歯科医院には来れないですよね。

口腔内を万全にした状態で出産を迎えていただきたいので、是非、安定期に健診を受けられて下さい!