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こんにちは、DH南園です。

歯は治療も大事だけど、予防も大事❗という話をすると「もちろん、そうですよね」とおっしゃる患者様が増えてきました。
私が学校を出たての頃(十数年前?)は、患者様に予防の話やメンテナンスの話をすると
「痛くもないのに歯科医院に来なくちゃいけないの?」とびっくりされることもよくありました。
「歯を予防することが大事」と理解されている患者様がこんなに増えたなんて、時代は変わったんだな~とつくづく思います。
当院でも毎月100人以上の方がメンテナンスで来院されています

ところで最近DHミーティングで、メンテナンス期間中のレントゲンについてスタッフで話し合いました。
メンテナンスというのは虫歯や歯周病の治療後に歯の予防目的で、定期的にクリーニングとチェックを行うというものです。
これを行うことで、歯の健康を保つという予防歯科においてとても重要な作業ですが、
しかし、このメンテナンスを行っていても完全に虫歯を防ぐというのは実は難しいことだったりします。

この2つの写真は同じ患者様のレントゲンです。

1枚目は無傷のレントゲン。2枚目のレントゲンは1枚目から2年以内に撮影したもので、この時も明らかに穴が空いている訳ではありませんでした。メンテナンス時に念のためレントゲンを撮ると、虫歯だったのです。

古い汚れや歯石は歯の健康に脅威になるため、もちろんメンテナンスで取り除く必要がありますが、それだけでは虫歯を防ぐことができないということ。
患者様の歯間ブラシやフロスなど、日頃のケアが1番予防になること、そしてそれを徹底していても唾液や元々の歯質の関係で、完全には虫歯を防ぎきれない場合があります。
きちんとメンテナンスに通っている、歯間ブラシやフロスもしている、それでも1~2年に1度はレントゲンを撮影させて下さい。
もし問題が見つかっても、治療を最小限に食い止めることができます。よろしくお願いします。