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虫歯や歯周病が進行して治療ができる状態じゃないと、
「この歯は残せません」
ということが悲しいことに時々あります。

それでも抜かないといけない時、最初に考えるのは
「抜いた後はどうするのか」ということ。
抜いた後、どんな治療があるか知っていますか?

まずはブリッジ。
抜いた歯の隣を削って、橋渡しをする被せものです。
メリットは今までと変わらずに咬めること。
デメリットは周りの歯を削らなくてはならないこと、セルフケアが難しいことです。

次に、入れ歯。
隣の歯にクラスプと呼ばれるものをかけて、人工の歯を作ります。
メリットは周りの歯を削る量が少ないこと。
デメリットは着脱ができるので、外しての清掃が必要なこと。個人差がありますが、入れることで多少の異物感があることです。

最後にインプラントです。
歯茎の中の骨にインプラント体という土台をたてて、被せものを作ります。
メリットは周りの歯を削ることなく、自分の歯のように咬めること。
デメリットはオペが必要なこと、保険外で費用がかかることです。

一見、初めにご紹介したブリッジが最も無難で良さそうに思うのですが…
歯を削り、更に他の歯の分も負担するということは歯に大きなダメージを負わせることになります。
大きく削った歯は、健康な歯よりも寿命が短くなり…
数年後にそのブリッジがダメになるという可能性もないとは言い切れません。
そうなれば、一気に3本がなくなるということに。

一方入れ歯は、1本だけ欠損した歯の代わりと考えるとブリッジよりも周りの歯への負担は少ないですが、
入れ歯というのに抵抗のある方も少なくありません。

そう考えると、インプラント?
やっぱり将来のことを考えると…、と悩むところです。

でもそれ以前に、歯1本にそれだけの価値があるんだと考えると、やはりセルフケア、メンテナンスは大事です‼
親知らずを除いても、歯は全部で28本。
日々食事をするために咬む力に耐えるためにはやはり28本あるのがベストです。
それでも失ってしまった時は慎重によく考えて、私達にも相談されて下さいね。

ブリッジをする為には健康な歯を

こんなに削る必要があるのです