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こんにちは!Drの徳永です。

今回は、歯の神経を守る最後の試み”直接覆髄”についてのお話です。

なぜ、歯の神経を守りたいか…

まずは神経の大切さについてですが、神経を失った歯の寿命は一気に短くなってしまいます。

根の治療を行なった歯の喪失リスクは、前歯で1.8倍、奥歯で7.4倍になると言われています。

そのため、できる限り神経は残したいと思っているんです。

神経に及ぶまで虫歯が広がっていた場合、多くの場合は神経の方にも感染が進んでいることから神経を抜く処置が必要となります。

しかし、ギリギリ神経にまで及んでいるような虫歯の場合はまだ神経を残せるチャンスが残っています!

それが歯の神経を守る最後の試み”直接覆髄”です。

直接覆髄は、生きている神経が残っているということがポイントです。

虫歯を除去していく中で神経が露出する時には、唾液などに触れないようにして感染を進めないことが重要になります。

完全に防湿した状況で、神経のエリアまで虫歯の除去を進めていき感染している神経を一部とります。

止血を行なったのち、神経の上に直接置くことができる材料を一層敷いてからプラスチックの材料で虫歯除去した穴を埋めます。

その後は1ヶ月ほど様子を見ていただき、特に痛みなどの問題が出なければ多くの場合そのまま神経を残せます。

そうしたらあとは、最終的な被せものなどをしていき治療終了です。

これからも、たくさんの情報をブログでお知らせして行きます。

次もお楽しみに!